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中ぐり盤




中ぐり盤とは、中ぐりバイトを使って、主に金属工作物に中ぐり加工を施すための工作機械のことです。中ぐり盤では、中ぐりバイトを主軸に取り付けて回転運動を与えることにより、一般的には工作物の穴を中ぐりバイトがくり広げて切削する加工を行います。
また、中ぐり盤で行われる中ぐりは、穴をくり広げるため、ボーリング(Boring)といわれることもあります。中ぐり盤では、中ぐりの他にも面削り、穴あけ、ねじ切り、フライス削りなどの切削加工を行う場合もありますが、特にフライス削り(フライスを用いて工作物を削ること)の機能を備えた中ぐり盤が多くあります。

中ぐり盤には加工目的や形式の違いなどにより様々な中ぐり盤があります。
主な中ぐり盤には以下のような名称の中ぐり盤があります。
(JIS規格に定義される中ぐり盤の名称のみ列記)
・横中ぐり盤
・テーブル形横中ぐり盤
・卓上形中ぐり盤
・プレーナ形横中ぐり盤
・ジグ中ぐり盤
・精密中ぐり盤
・数値制御中ぐり盤

JIS規格 工作機械-名称に関する用語(JIS B 0105)における、中ぐり盤の定義は以下。

番号:41

用語:中ぐり盤

定義:
主軸に取り付けた中ぐりバイトを使用し、主軸を繰り出して中ぐり加工を行う工作機械。バイトは主軸とともに回転し、工作物又はバイトに送り運動を与える。フライス削りの機構を備えたものが多い。

機械の大きさの表し方:−

対応英語(参考):
boring machine

慣用句:−