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ジグ中ぐり盤




ジグ中ぐり盤とは、主軸に取り付けた中ぐりバイトを使用し、主軸を繰り出して中ぐり加工を行う工作機械である、中ぐり盤の一種です。ジグ中ぐり盤は、工作物として主にジグを対象にし、ジグの中ぐり加工や穴あけを行うための中ぐり盤で、慣例的には、”ジグボーラ”ともいわれます。主軸の形式(方向)によって、横形ジグ中ぐり盤や立て形ジグ中ぐり盤があります。ジグ中ぐり盤は、位置読取り装置(テーブル及び主軸頭の位置を読み取る装置)などを使うことによって、中ぐり加工をおこなうための主軸を精度良く位置決めすることができます。

JIS規格 工作機械-名称に関する用語(JIS B 0105)における、ジグ中ぐり盤の定義は以下。

番号:412

用語:ジグ中ぐり盤

定義:
工作物に対する主軸の位置を高精度に位置決めする装置を備え、主としてジグの穴あけ及び中ぐりを行う中ぐり盤。主軸が水平の横形、垂直の立て形がある(付図17)。

機械の大きさの表し方:
テーブルの大きさ、主軸頭及びテーブルの移動量、テーブル上面から主軸端面までの距離、並びに工作物許容質量。

対応英語(参考):
jig boring machine

慣用句:ジグボーラ

付図17 ジグ中ぐり盤(412)
付図17 ジグ中ぐり盤(412)