ひざ形フライス盤
ひざ形フライス盤とは、フライスを使って主に金属工作物に平面削り、溝削りなどの機械加工・金属加工を行う代表的な工作機械であるフライス盤の一種です。
ひざ形フライス盤は、コラムに沿って上下する構造のニーを持ち、テーブルはニーの上にサドルを介して乗っていて、前後左右に稼動できるタイプのフライス盤です。
JIS規格 工作機械-名称に関する用語(JIS B 0105)における、ひざ形フライス盤の定義は以下。
番号:512用語:ひざ形フライス盤
定義:
コラムに沿って上下するニーをもち、テーブルはニーの上にサドルを介して乗り、前後、左右に運動する構造のフライス盤。ラムに取り付けた主軸頭が前後運動するもの(ラム形)もある。主軸が水平のものをひざ形横フライス盤、主軸が垂直のものをひざ形立てフライス盤という。ひざ形立てフライス盤には、主軸頭が旋回又は上下運動できるものもある(付図19、20)。機械の大きさの表し方:
テーブルの大きさ、テーブルの左右・前後・上下の移動量及びテーブル上面から主軸端面までの距離。対応英語(参考):
knee type milling machine慣用句:−
付図19 ひざ形横フライス盤(512)
付図20 ひざ形立てフライス盤(512)