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心なし研削盤




心なし研削盤とは、といし車を使用して工作物を研削する工作機械である研削盤の一種で、慣例的にセンタレスとも言われ、主に心なし研削を行うことができる研削盤のことです。心なし研削盤では、主に円筒形状工作物の外周面や内面の研削を行います。また、心なし研削盤は、といし車、調整車(工作物に回転運動と送り運動を与える車)、受け板で工作物を支えて研削を行います。なお、工作物を研削する際に、工作物を保持するのにチャック及びセンタを用いないで研削することを、心なし研削といいます。

JIS規格 工作機械-名称に関する用語(JIS B 0105)における、心なし研削盤の定義は以下。

番号:614

用語:心なし研削盤

定義:
工作物をといし車、調整車及び受け板で支えて、主としてその円筒外周面又は内面を研削する研削盤。特に、穴の内面を研削するものを心なし内面研削盤という(付図28)。

機械の大きさの表し方:
研削できる直径の範囲及びといし車の大きさ。

対応英語(参考):
centreless grinding machine

慣用句:センタレス

付図28 心なし研削盤(614)
付図28 心なし研削盤(614)