数値制御歯切り盤
数値制御歯切り盤とは、歯切工具を使用して主に歯車の歯切り(歯車の歯形を削り出すこと)を行う工作機械である歯切り盤で、数値制御(NC:Numerically Controlled 又は CNC:Computerized Numerically Controlled )された歯切り盤のことで、NC歯切り盤或いはCNC歯切り盤とも言われます。数値制御歯切り盤は、JIS規格用語においては歯切り盤及び歯車仕上げ機械に分類されます。数値制御(NC又はCNC)とは、工具と工作物との相対運動を、速度や位置の数値情報で制御するもので、一連の加工がプログラム指令によって行われます。
なお、歯切り盤だけでなく、歯車仕上げ盤(歯切りを行った歯車に、更に研削以外の方法で歯車の仕上げを行う工作機械)においても数値制御(NC又はCNC)された数値制御歯車仕上げ盤がありますが、数値制御の意味・定義としては、数値制御歯切り盤と同様です。
JIS規格 工作機械-名称に関する用語(JIS B 0105)における、数値制御歯切り盤の定義は以下。
番号:82用語:数値制御歯切り盤
定義:
工具と工作物との相対運動を、位置、速度などの数値情報によって制御し、加工にかかわる一連の動作をプログラムした指令によって実行する歯切り盤。機械の大きさの表し方:−
対応英語(参考):
numerically controlled gear cutting machine慣用句:−
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