数値制御平削り盤
数値制御平削り盤とは、プレーナとも言われる、主として平面切削加工を行う工作機械である平削り盤で、数値制御(NC:Numerically Controlled)された平削り盤のことです。数値制御(NC)とは、工具と工作物との相対運動を、速度や位置の数値情報で制御するもので、一連の加工がプログラム指令によって行われます。
なお、平削り盤だけでなく、立て削り盤(水平方向の直線運動又は回転運動を間欠的に行う円テーブル上に取り付け、垂直運動するラムに取り付けたバイトを使用して、主として溝削り加工を行う工作機械)や形削り盤(テーブルをラムの運動と直角方向に間欠的に送り、往復運動するラムに取り付けたバイトを使用して、工作物の平面削り及び溝削りを行う工作機械)においても数値制御(NC)された数値制御立て削り盤や数値制御形削り盤がありますが、数値制御の意味・定義としては、数値制御平削り盤と同様です。
JIS規格 工作機械-名称に関する用語(JIS B 0105)における、数値制御平削り盤の定義は以下。
番号:921用語:数値制御平削り盤
定義:
工具と工作物との相対運動を、位置、速度などの数値情報によって制御し、加工にかかわる一連の動作をプログラムした指令によって実行する平削り盤。機械の大きさの表し方:−
対応英語(参考):
numerically controlled planing cutting machine慣用句:−
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