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クラウニング装置【歯車シェービング盤】




クラウニング装置とは、工作機械部品(歯車シェービング盤)の一種で、歯車研削盤などでも用いられる装置ですが、歯車の歯すじ方向に膨らみを付けるための装置のことです。工作機械における工作方法用語では、工作物の面を中高(なかだか)にすることをクラウニングともいいます。なお、中高とは、平面であるべき面が凸面になっている状態のことをいいます。

クラウニング装置は、JIS規格用語では、研削盤、歯車シェービング盤などの工作機械に共通して構成される工作機械部品ですが、ここで言うクラウニング装置は、歯車仕上げ機械に分類される歯車仕上げ盤の一種である、歯車シェービング盤(シェービングカッタを、加工しようとする歯車とかみ合わせて回転させることによって歯面を仕上げる歯車仕上げ盤)のクラウニング装置のことで、JIS規格で、歯車シェービング盤に定義されるクラウニング装置を意味します。

JIS規格 工作機械-部品及び工作方法-用語(JIS B 0106)における、クラウニング装置【歯車シェービング盤】の定義は以下です。

分類(対象工作機械):歯車シェービング盤

番号:706.2953

用語:クラウニング装置

定義:
歯すじ方向に膨らみを付ける装置。

対応英語(参考):
crowning device