フライス盤,ボール盤,旋盤,用語,名称,加工,方法,NC,削り,研削,レーザー・ワイヤー等-JIS規格

 

クラッパ【形削り盤】




クラッパとは、工作機械部品(形削り盤)の一種で、平面削りや溝削り加工を行う際の刃物の保持部分のことです。クラッパは、ラム(ラムヘッドを取り付けて往復運動する台)の戻り行程で刃物を逃がす目的により、ちょうつがい付きになっているのが一般的です。

クラッパは、JIS規格用語では、平削り盤、形削り盤などの工作機械に共通して構成される工作機械部品ですが、ここで言うクラッパは、形削り盤(テーブルをラムの運動と直角方向に間欠的に送り、往復運動するラムに取り付けたバイトを使用して、工作物の平面削り及び溝削りを行う工作機械)のクラッパのことで、JIS規格で形削り盤に定義されるクラッパを意味します。

JIS規格 工作機械-部品及び工作方法-用語(JIS B 0106)における、クラッパ【形削り盤】の定義は以下です。

分類(対象工作機械):平削り盤,形削り盤,立て削り盤(形削り盤)

番号:802.2926

用語:クラッパ

定義:
ラムの戻り行程において刃物を逃がすために、ちょうつがい付きになった刃物保持部。

対応英語(参考):
clapper