フライス盤,ボール盤,旋盤,用語,名称,加工,方法,NC,削り,研削,レーザー・ワイヤー等-JIS規格

 

放電加工




放電加工とは、各種の工作機械における工作方法用語で、加工液中に浸漬して工作物と電極間に放電現象を発生させることにより、金属材料工作物を溶融除去する加工方法・工作方法のことです。放電加工を行うための工作機械・加工機を総称して、放電加工機といいます。
代表的な放電加工機には、工作物と総形又は棒状の工具電極との間の放電現象を利用して加工を行う形彫り放電加工機(付図48)、工作物と走行するワイヤ電極との間の放電現象を利用して加工を行うワイヤ放電加工機(付図49)、数値制御放電加工機などの放電加工機があります。
放電加工は、高精度、微細加工が可能なため、加工精度が求められる精密機器、半導体、自動車など、幅広い分野・製品の加工に用いられる加工方法です。

JIS規格 工作機械-部品及び工作方法-用語(JIS B 0106)における、放電加工の定義は以下です。

分類:工作方法

番号:14.100

用語:放電加工

定義:
工作物と電極との間に放電を起こして、工作物を溶融、除去する加工方法。

対応英語(参考):
electric discharge machining

付図48 形彫り放電加工機(D111)
付図48 形彫り放電加工機(D111)

付図49 ワイヤ放電加工機(D112)
付図49 ワイヤ放電加工機(D112)