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ワイヤ放電加工




ワイヤ放電加工とは、各種の工作機械における工作方法用語で、加工液中に浸漬して工作物と工具電極として用いる細い線状のワイヤ電極間に放電現象を発生させることにより、金属材料工作物を溶融除去する加工方法・工作方法のことです。ワイヤ放電加工を行うための工作機械・加工機を、ワイヤ放電加工機といいます。
ワイヤ放電加工に用いられるワイヤ電極のワイヤには、線径が0.1〜0.3ミリ前後で、材質は真鍮や加工性を向上させるための成分を添加した黄銅合金のワイヤが使用されるのが一般的です。
ワイヤ放電加工は、高精度、微細加工、加工精度が求められる精密部品の加工に用いられる加工方法です。

JIS規格 工作機械-部品及び工作方法-用語(JIS B 0106)における、ワイヤ放電加工の定義は以下です。

分類:工作方法

番号:14.102

用語:ワイヤ放電加工

定義:
線状の工具電極を用いた放電加工。

対応英語(参考):
wire electric discharge machining

付図49 ワイヤ放電加工機(D112)
付図49 ワイヤ放電加工機(D112)