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超音波加工




超音波加工とは、工作機械における加工方法・工作方法用語において、超音波振動をする工具と砥粒(と粒)を使用して工作物を加工する工作方法のことです。超音波加工の具体的な方法としては、砥粒(と粒)と水との混合液(加工液)を上下方向に超音波振動する工具と工作物との間に入れて、適当な加圧力で工具を工作物に押し付けて超音波振動を発生させて、砥粒(と粒)の衝撃・衝突により加工を行う工作方法・加工方法です。砥粒のサイズを大きく(粗く)することで加工時間の短縮ができますが、得られる仕上げ面は粗くなります。
超音波加工の特徴としては、ガラス、超硬合金、陶磁器、宝石、半導体、焼結材料のような硬くて脆い硬質脆性材料の穴あけ、切断、切抜き、彫刻などの加工にむいています。
超音波加工を行うための工作機械・加工機を、超音波加工機といいます。

JIS規格 工作機械-部品及び工作方法-用語(JIS B 0106)における、超音波加工の定義は以下です。

分類:工作方法

番号:14.105

用語:超音波加工(ちょうおんぱかこう)

定義:
超音波振動をする工具とと粒とを使用して工作物を加工する方法。

対応英語(参考):
ultrasonic machining