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レーザ加工(レーザー加工)




レーザ加工(レーザー加工)とは、工作機械における加工方法・工作方法用語において、レーザーを利用して工作物を加熱、溶融又は除去して加工する工作方法のことです。レーザ加工(レーザー加工)の具体的な方法・原理としては、レンズを使用して工作物表面に一点集中させたレーザー光線が、熱エネルギーに変換されて得られる高密度のエネルギーを利用して工作物を加熱、溶融、蒸発、除去を行う加工方法です。
レーザ加工(レーザー加工)の主な種類・用途としては、工作物の穴あけなどを含むレーザーカット(レーザー切断)や、レーザー溶接(レーザー接合)、工作物表面に文字やデザインなどレーザーによって彫刻(マーキング)を行うレーザーマーキングなどがあげられます。
また、焼入れ、レーザ蒸着、アニーリング、変態硬化など、工作物の改質を目的とするレーザー加工や、シーム溶接やスポット溶接などの精密溶接として用いられるレーザー加工もあります。
なお、レーザーを利用したレーザー切断加工(レーザーカット)は、切断方法としては、ガス切断やプラズマ切断などと同じ熱切断になります。
一般に知られている加工用のレーザーとしては、CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)、YAGレーザー、エキシマレーザーなどがあります。
レーザ加工(レーザー加工)を行うための工作機械・加工機を、レーザ加工機(レーザー加工機)といいます。

JIS規格 工作機械-部品及び工作方法-用語(JIS B 0106)における、レーザ加工(レーザー加工)の定義は以下です。

分類:工作方法

番号:15.100

用語:レーザ加工(レーザー加工)

定義:
レーザを使用して工作物を加熱、溶融又は除去して加工する方法。

対応英語(参考):
laser beam machining