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立て旋盤




立て旋盤とは、工作物を回転させバイトなどで削り加工などを行う代表的な工作機械である旋盤の一種です。加工においては切削する工作物を、回転するテーブルに固定しますが、立て旋盤ではテーブルが水平面内で回転運動します。また、立て旋盤では、コラム(ベースに垂直に固定されて工作機械の機械本体を構成する台)又はクロスレール(正面刃物台の水平運動の案内面をもつ水平のけた)に沿って刃物台に送り運動を与えることによって切削加工を行います。

JIS規格 工作機械-名称に関する用語(JIS B 0105)における、立て旋盤の定義は以下。

番号:217

用語:立て旋盤

定義:
工作物を水平面内で回転するテーブル上に取り付け、刃物台をコラム又はクロスレールに沿って送って切削する旋盤(付図7)。

機械の大きさの表し方:
加工できる最大直径、テーブル上面からクロスレール下面までの距離、刃物台の移動量及び中ぐり棒の移動量。

対応英語(参考):
vertical lathe;
vertical boring and turning mill

慣用句:−

付図7 立て旋盤(217)
付図7 立て旋盤(217)