フライス盤,ボール盤,旋盤,用語,名称,加工,方法,NC,削り,研削,レーザー・ワイヤー等-JIS規格

 

クイル【形彫り放電加工機】




クイルとは、JIS規格で特殊加工機械に分類される形彫り放電加工機(工作物と総形又は棒状の工具電極との間の放電現象を利用して精密・微細加工を行う放電加工機)の工作機械部品の一種で、ヘッド内を軸方向に移動する構造になっている丸形や角形の棒状送り台のことです。クイルは、一般的には電極取付板(ヘッド又はクイルと電気的に絶縁された、工具電極を取り付けるための平板)を支持する構造になっています。

クイルは、JIS規格用語では、横中ぐり盤、立て中ぐり盤、形彫り放電加工機などの工作機械に共通して構成される工作機械部品ですが、ここで言うクイルは、特殊加工機械に分類される形彫り放電加工機のクイルのことで、JIS規格で形彫り放電加工機に定義されるクイルを意味します。

JIS規格 工作機械-部品及び工作方法-用語(JIS B 0106)における、クイル【形彫り放電加工機】の定義は以下です。

分類(対象工作機械):特殊加工機械(形彫り放電加工機)

番号:1301.2601

用語:クイル

定義:
電極取付板を支持し、ヘッド内を軸方向に移動する丸形又は角形の棒状送り台。

対応英語(参考):
quill