代表直線
代表直線とは、工作機械の機械精度及び工作精度にかかわる用語において、線の位置及び向きを代表する直線で、線の真直度(直線でなければならない機械部分の幾何学的直線からの狂いの大きさ)が最小となる直線のことです。
JIS規格 工作機械-試験及び検査用語(JIS B 0182)における、代表直線の定義は以下です。
分類:機械精度及び工作精度番号:310
用語:代表直線
定義:
線の真直度が最小となる直線。線の位置及び向きを代表する。便宜的には、次のように定義する。
(1)検査すべき線の両端近くで適当に選んだ2点(ほとんどの場合、線の両端に非常に近い部分は、わずかな部分欠陥をもっているので除く。)を結ぶ直線。
(2)プロットした点群から計算される(例えば、最小二乗法によって。)直線。
この直線の方向を、線の方向(general direction of the line)という。対応英語(参考):
representative line