端面の振れ
端面の振れとは、工作機械の機械精度及び工作精度にかかわる用語において、ある一つの軸を中心に回転する端面が、回転中にこの軸に直角な一平面から外れたときのその大きさのことです。
JIS規格 工作機械-試験及び検査用語(JIS B 0182)における、端面の振れの定義は以下です。
分類:機械精度及び工作精度番号:333
用語:端面の振れ
定義:
一つの軸を中心として回転する端面が、回転中にこの軸に直角な一平面から外れる大きさであって次による。
なお、面振れともいう。
(1)回転中に面上の各点の軌跡が軸に直角な2平面の間を動くとき、その2平面間の距離で表す。
(2)軸から r だけ離れた点における端面の振れは、直径が 2r で、その対称軸としての面の理論的回転軸をもつ回転円筒によって描かれる面上の部分が、この軸に直角な2平面の間を動くとき、この2平面の間の距離で表す。測定値には、端面の平面度、回転軸に対する端面の直角度及び軸の周期的軸方向の動きが合成されたものが現れる。
対応英語(参考):
camming