（一つの目標位置における）一方向繰返し位置決め精度
（一つの目標位置における）一方向繰返し位置決め精度とは、工作機械の機械精度及び工作精度にかかわる用語において、標準偏差の推定値の6倍の値で表される位置決め精度（各運動軸による位置決めにおいて、設定した目標位置に対する実際に停止した位置の正確さ）の一種であり、一つの目標位置に対して複数回の一方向位置決めを行った場合の位置決め精度のことです。
JIS規格 工作機械-試験及び検査用語（JIS B 0182）における、（一つの目標位置における）一方向繰返し位置決め精度の定義は以下です。
分類：機械精度及び工作精度番号：345
用語：（一つの目標位置における）一方向繰返し位置決め精度
定義：
一つの目標位置に対し複数回一方向位置決めを行ったときの位置決め精度。
標準偏差の推定値の6倍の値で表す。
位置決めの向きは、正の向きと負の向きとを区別する。
備考：
6倍の値は、平均値ではなく、むしろ最悪値を与える。対応英語（参考）：
unidirectional repeatablility of positioning (at a target position)
