フライス盤,ボール盤,旋盤,用語,名称,加工,方法,NC,削り,研削,レーザー・ワイヤー等-JIS規格

 

(一つの目標位置における)両方向繰返し位置決め精度




(一つの目標位置における)両方向繰返し位置決め精度とは、工作機械の機械精度及び工作精度にかかわる用語において、ある一つの運動部品を位置決めするために指令する位置(目標位置)に対して、複数回の両方向位置決めを行った場合の位置決め偏差(位置決めした運動部品の実停止位置と目標位置との差)の最大値のことです。

JIS規格 工作機械-試験及び検査用語(JIS B 0182)における、(一つの目標位置における)両方向繰返し位置決め精度の定義は以下です。

分類:機械精度及び工作精度

番号:346

用語:(一つの目標位置における)両方向繰返し位置決め精度

定義:
一つの目標位置に対して複数回両方向位置決めを行ったときの位置決め偏差の最大値。
次に示す値のうちの最大値で表す。
(1)正の向きの標準偏差の推定値の3倍と、負の向きの標準偏差の推定値の3倍と反転差の絶対値とを加えた値。
(2)正の向きの標準偏差の推定値の6倍の値。
(3)負の向きの標準偏差の推定値の6倍の値。

対応英語(参考):
bidirectional repeatablility of positioning (at a target position)