フライス盤,ボール盤,旋盤,用語,名称,加工,方法,NC,削り,研削,レーザー・ワイヤー等-JIS規格

 

折返しサイクル




折返しサイクルとは、工作機械の機械精度及び工作精度にかかわる用語において、位置決め精度(各運動軸による位置決めにおいて、設定した目標位置に対する実際に停止した位置の正確さ)検査を行う場合の、位置決め(テーブル、主軸頭、コラムなどを所定の位置へ移動し停止させること)の順序の一つのことです。詳細はJIS本文解説の折返しサイクルの図のようになります。

JIS規格 工作機械-試験及び検査用語(JIS B 0182)における、折返しサイクルの定義は以下です。

分類:機械精度及び工作精度

番号:352

用語:折返しサイクル

定義:
直線運動又は回転運動による制御軸の位置決め精度検査を行う際の位置決めの順序の一つで、所定の複数の目標位置に対して図示のように、正の向き及び負の向きで複数回繰り返し位置決めする方法。
位置決めは、正・負いずれの向きから始めてもよい。
図2 折返しサイクル
図2 折返しサイクル

対応英語(参考):
quasi-pilgrim step cycle