フライス盤,ボール盤,旋盤,用語,名称,加工,方法,NC,削り,研削,レーザー・ワイヤー等-JIS規格

 

旋盤部品2



くし形刃物台とは、工作機械部品(自動旋盤)の一種で、工作物を切削するための刃物などを取り付けるための台である刃物台のうち、複数の工具を工作物に切削回転運動を与えるための軸(主軸)に取り付けて直線割出しを行う刃物台のことです。

すり割り装置とは、工作機械部品(自動旋盤)の一種で、工作物にすり割りを施すための装置のことです。すり割りとは、切削加工の一種で、工作物に細い溝を切削することです。

ねじ切り装置とは、工作機械部品(タレット旋盤)の一種で、切削工具の一つであるチェーザなどでネジを切るための装置のことです。

アッパビームとは、工作機械部品(自動旋盤)の一種で、工作物を切削するための刃物その他を取り付ける台である刃物台の案内面をもつ桁(けた)のことです。アッパビームは、文字通り上部にあります。

オーバカット装置とは、工作機械部品(卓上旋盤)の一種で、工作物に切削(切削工具と工作物とを相対運動させて削ること)を施すための送り運動を刃物に与えるための装置のことです。オーバカット装置は、一般的に主軸台(主軸、その駆動装置、速度変換装置などを備えている部分)に設置されます。

カムドラムとは、工作機械部品(自動旋盤)の一種で、カムを取り付けるためのドラム(2個以上の工具を旋回軸に平行に取り付け、旋回割出しを行う刃物台)のことです。

カム軸とは、工作機械部品(自動旋盤)の一種で、カムシャフトとも言われる軸のことで、カムを取り付けるための軸のことです。

ガイドブシュとは、工作機械部品(自動旋盤)の一種で、工作物を切削するための刃物工具の近くにあって、加工時に素材(工作物)の振れなどを防ぐためのブシュのことです。

クロスベッドとは、工作機械部品(正面旋盤)の一種で、ベッドのうち、横移動のできる案内面をもったベッドのことです。クロスベッドは、ベースプレート(床に設置してある板)或いはベッドの上に位置します。

クロスレールとは、工作機械部品(立て旋盤)の一種で、工作機械において、ベースに垂直に固定されて機械の本体を構成するコラムに支持されている水平の桁(けた)のことです。クロスレールには、正面刃物台が水平運動するための案内面が備えられています。

コラムとは、工作機械部品(立て旋盤)の一種で、工作機械において、工作機械本体を構成している柱のことです。コラム(柱)は、工作機械最下部で床面に据え付けられて工作機械を固定しているベースに垂直に固定されて、クロスレールを支持する形になります。

サドルとは、工作機械部品(タレット旋盤)の一種で、タレット(2個以上の工具を放射状に取り付け、旋回割出しを行う刃物台)を支持して、ベッド上の案内面上にまたがって移動する台のことです。

サドルとは、工作機械部品(立て旋盤)の一種で、クロスレールに取り付けられた正面刃物台の一部を構成する台のことです。サドルは、クロスレールの案内面にまたがって移動することができます。

タレットとは、工作機械部品(タレット旋盤)の一種で、工作物を切削加工するための刃物工具を、複数個(2個以上)放射状に取り付けた刃物台で、旋回割出しを行うことができる刃物台のことです。

タレットキャリジとは、工作機械部品(タレット旋盤)の一種で、位置を調整するための台のことです。タレットキャリジは、タレットを指示してタレットキャリジ上を移動するラムを抱く形で、工作物の形状・大きさに合わせて縦方向位置を調整するために使われるものです。

タレットヘッドとは、工作機械部品(立て旋盤)の一種で、複数の工具が取り付けられるタレットや、サドル、或いはタレットを支持しているラムなどから構成される部分のことです。タレットヘッドは、クロスレールに備え付けられています。

ツールホルダとは、工作機械部品(タレット旋盤)の一種で、タレット(2個以上の工具を放射状に取り付け、旋回割出しを行う刃物台)やドラム(2個以上の工具を旋回軸に平行に取り付け、旋回割出しを行う刃物台)に取り付けられていて、工作物を加工するための刃物を支えるホルダのことです。

テーパ削り装置とは、工作機械部品(立て旋盤)の一種で、旋盤で行う切削加工のうち特に、工作物をテーパ状に旋削するテーパ削りを行うための装置のことです。

テーブルとは、工作機械部品(立て旋盤)の一種で、切削を行う工作物を固定して回転する台のことです。テーブルの形状は一般的には円形の台になります。

ドラムとは、工作機械部品(タレット旋盤)の一種で、工作物を切削加工するための刃物工具を、複数個(2個以上)旋回軸に平行に取り付けた刃物台で、旋回割出しを行うことができる刃物台のことです。

ブリッジ又はトップビームとは、工作機械部品(立て旋盤)の一種で、門形になっている工作機械本体の両側のコラム(クロスレールを支持し、ベースに垂直に固定されて機械の本体を構成する柱)を上部で連結している梁(はり)のことです。

ベースとは、工作機械部品(立て旋盤)の一種で、工作機械において、機械本体の一番下の部分にある台のことです。ベースは、工作機械の機械本体をしっかりと固定するために、最下部で床面に据え付けるための台になります。

ベースプレートとは、工作機械部品(正面旋盤)の一種で、床に設置してある板(プレート)のことです。ベースプレートは、鋳物製の板で溝のついているものが一般的です。

マガジン装置とは、工作機械部品(自動旋盤)の一種で、工作物の加工における動作・作業の1サイクルのたびに、工作物を一つずつチャック(主軸端に取り付けて、工作物を保持するための部品)に送り込むための装置のことです。

ラムとは、工作機械部品(タレット旋盤)の一種で、タレット(2個以上の工具を放射状に取り付け、旋回割出しを行う刃物台)を支持して、タレットキャリジ(移動するラムを抱いて、工作物に応じて縦方向の位置を調整する台)の上を移動する台のことです。

ロッキングアームとは、工作機械部品(自動旋盤)の一種で、切込みを行うための腕(アーム)のことです。ロッキングアームは、ゆり動きながら切込みを与えます。

上下移動用ねじとは、工作機械部品(立て旋盤)の一種で、コラム(ベースに垂直に固定されて機械の本体を構成する柱)に取り付けられ正面刃物台の水平運動の案内面をもつ水平の桁であるクロスレールが、上下に移動をするために機能するネジのことです。

主歯車箱とは、工作機械部品(立て旋盤)の一種で、切削を施す工作物を固定して回転する円形の台(テーブルという)を駆動するための歯車機構を構成した歯車箱のことです。主歯車箱は、”しゅはぐるまはこ”と読みます。

主軸ドラムとは、工作機械部品(自動旋盤)の一種で、2個以上の主軸をもつ自動旋盤(機械をカム、油圧又は電気的な機構で自動的に作動させる旋盤)である多軸自動旋盤において、主軸を内蔵していて割出しを行うことができるドラムのことです。

切削台とは、工作機械部品(卓上旋盤)の一種で、工作物に切削(切削工具と工作物とを相対運動させて削ること)を施すために、刃物の送り運動を行うための台のことです。切削台は、ベッド上に固定されて刃物の送りを行います。

前送り台とは、工作機械部品(卓上旋盤)の一種で、主軸の中心線の手前にある送り台(案内面上を移動する台)のことです。前送り台は、刃物台(工作物に切削を施すための刃物その他を取り付ける台)を取り付けて移動します。

向う送り台とは、工作機械部品(卓上旋盤)の一種で、主軸の中心線の向う側にある送り台(案内面上を移動する台)のことです。向う送り台は、主軸中心線の向こう側で刃物台を取り付けて移動します。

工作物分離装置とは、工作機械部品(自動旋盤)の一種で、工作物に切削を施すことにより生じる切りくずと、切削された工作物とを分離するための装置のことです。

操作ドラムとは、工作機械部品(自動旋盤)の一種で、工作物の加工時に、主軸速度や送りなどの操作を制御するためのドラム(旋回割出しを行う刃物台)のことです。

棒材スタンドとは、工作機械部品(タレット旋盤)の一種で、棒状の工作物などの棒材を工作機械の外で支える台のことです。

横刃物台とは、工作機械部品(立て旋盤)の一種で、刃物台(工作物を切削するための刃物などを取り付けるための台)のうち、コラム(クロスレールを支持し、ベースに垂直に固定されて機械の本体を構成する柱)に備えられて上下方向に運動する刃物台のことです。

横刃物台とは、工作機械部品(自動旋盤)の一種で、工作物を切削するための刃物などを取り付けるための台である刃物台のうち、横方向に移動できる刃物台のことです。

横刃物棒とは、工作機械部品(立て旋盤)の一種で、複数の工具を放射状に取り付けることができる刃物台(タレットという)を支持するラムの一種です。横刃物棒は、その先端に刃物受けを取り付けて水平に運動します。横刃物棒は、”よこはものぼう”と読みます。なお、上下に移動するラムは、正面刃物台ラムといいます。

正面刃物台とは、工作機械部品(立て旋盤)の一種で、工作物を切削するための刃物などを取り付けるための刃物台のうち、クロスレールに備え付けられている刃物台のことです。

正面刃物台ラムとは、工作機械部品(立て旋盤)の一種で、タレット(複数の工具を放射状に取り付けることができる刃物台)を支持する台であるラムの一種です。正面刃物台ラムは、その先端に刃物受けを取り付けて上下に運動します。

縦刃物台とは、工作機械部品(自動旋盤)の一種で、工作物を切削するための刃物などを取り付けるための台である刃物台のうち、縦方向に移動できる刃物台のことです。

釣合いおもりとは、工作機械部品(立て旋盤)の一種で、工作機械において、バランスウェイトともいわれ、工作機械の各部分の質量を釣り合わせるためのおもり(錘)のことです。釣合いおもりは、正面刃物棒や横刃物台(コラムに取り付けられた上下運動をする刃物台)などの質量を釣り合わせるために用いられます。